電気通信主任技術者の受験体験記をまとめてみた(その1)
先週受けた電気通信主任技術者(線路)の解答が発表され、自己採点では受かったっぽいので受験体験記的なものをまとめてみようと思う。
結局、1回1科目ずつという全然勉強してないのがバレバレのペースでしか取れなかったけど、これから受験する人の参考にでもなれば。
私について
この試験に限らないけど、その人の経歴とか持ってる知識で難易度は大きく変わってくる。
だから、体験記の前に私という人間について書いておかなければならない。
- 通信事業者に勤務
- 仕事内容は通信設備のメンテとか
- 大学は電気系の学科卒
- 資格勉強に費やす時間はほどほどにある
電気・通信に関するお勉強的な知識は、勉強を始める前から多少は持っていた、と思っていただければ。
伝送交換
免除一切なし。素直に4科目受験した。
1回目(電気通信システム科目合格)
受験を決意し、とりあえずネットで情報収集したが、得られたのは
- ニッチな資格で、受験者は少ない
- 参考書少ない&高い
- 過去問集は間違い多い
という情報。少なくとも、私の知っている資格試験とはかけ離れたものだった。これじゃ大学の定期試験みたいなもんだよね。
とりあえず、3回ぐらいで全科目合格を目指していくことにして、取っ付きやすそうな電気通信システムと法規から勉強開始。
当時はオーム社のテキストは発売されておらず、購入した書籍はこれ(今はどちらも改訂されている)。
16~17年版 電気通信主任技術者試験全問題解答集 1共通編: 伝送交換主任技術者及び線路主任技術者
- 作者: 電気通信主任技術者試験研究会
- 出版社/メーカー: 日本理工出版会
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: 単行本
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といっても直前までほとんど何もせず、1週間前ぐらいになって法規が予想以上に難しいことに焦り始める。
一応過去問も数年分解いてみたが、過去問集に掲載されているものすら1周できずに会場へ。これが、私とデ協と大阪商業大学の長〜いお付き合いの始まりである。
結果は、システムのみ科目合格という残念なことに。ちなみにこのときの専門は何を思ったか無線。あえなく撃沈。
システムは、電気系の勉強をしてきた人なら問題なく対応できるレベル。逆に、関係のない分野出身の人は手こずるかも。
また、そもそも免除の人は多いみたいで、認定学科卒業、実務経験、工事担任者(2種以上)などの資格保有など幅広く免除条件が設定されている。
システムは午後の試験で実施され、専門と同じ区分になるのだが、ほとんどの人は専門のみで退出。
私は、残った受験者の中でもただ1人最後まで教室に残り、試験監督とマンツーマン(いや、向こうは2人だからメンツーマン? ※バスケではダブルチームと呼ぶそうです)の気まずい時間を過ごした。
この試験の良いところは、時間が余りまくること。全問見直しできるし、マークチェックもできる。さらに余った時間で、分からない問題の答えを無理やりひねり出すこともできなくはない。特に計算問題。
だから私は、早く終わったからってさっさと退出するのはおすすめしない。どうせ払う受験料は一緒、ならば少しでも合格の可能性を上げるために、ギリギリまで粘るのがコスパがいいと思いませんか?
あ、午前の試験は別ね。午後に向けて最終確認とか、昼食の時間確保とかあるだろうし。
というわけで、1回目の受験は散々な結果となった。
私は大学に入って以降忘れてしまっていた、勉強方法の確立という難題と向き合わざるを得なくなった…。
長くなったので、次回に続きます。
電気通信主任技術者(線路)の試験を受けてきた
先日、電気通信主任技術者(線路)の試験を受けてきた。
会場は大阪の通信業界の人ならご存じ大商大。なぜなら、デ協の試験はいつもここだからだ。
これで伝送交換、工担と合わせてついに7回目の受験になってしまった。
(僕はデ協の売上にどれだけ貢献したのだろうか)
試験自体は1科目、専門の通信線路のみ。
ご存じの方は納得してもらえると思うけど、この試験にはチャレンジする上でかなり壁がある。
一度グーグル先生にでも聞いてもらえればいくらでも出てくるが、以下のように言われている。
- 受験料が高い。ペーパーテスト、それもマークシート方式でこの金額はびっくりした。自腹の場合はかなり勇気がいる。
- 参考書や問題集の選択肢が少ない上に、高い。(そりゃ数が出ませんもんね)
- 問題形式や言い回しが独特で、国語力を試される。知識面でも結構ニッチなところを聞いてくる。
- そもそも受験者が少ない。不人気なのか!?
今日解答が公表されるけど、どうだろう。
もし受かってたら、線路主任はネット上の情報も多くないし、記憶が鮮明なうちに何かまとめでも書く予定。